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栃木県民が愛する乳茸って?日光で食べたい「ちたけそば・うどん」8選

栃木県民が愛する乳茸って?日光で食べたい「ちたけそば・うどん」8選

「ちたけ(乳茸)そば」って知っていますか? 希少なキノコ「乳茸」で出汁をとったそば・うどんで、 栃木県民がこよなく愛する郷土料理です。

ちたけは食べるとポサポサしているため見向きもされない地域も多いのですが、出汁を取ると香り豊かで濃厚な汁ができるんです。今回は日光市で「ちたけそば・うどん」が食べられる、おすすめの店をエリア別に7選でご紹介します。一度食べたらヤミツキになるかもしれません!

ちたけ(乳茸)って、どんなきのこ?

乳茸は夏~秋にブナ科の森林に生えるキノコ。切ると牛乳のような白い液体が出るため「乳茸」と呼ばれています。栃木県では江戸時代から乳茸を食べていた記録があり、特に夏のお盆の時期によく食されていました。今では冷凍・乾燥乳茸などを使って通年食べられますが、近年では収穫量が減少し提供するお店も減っています。
※以下、記事中でご紹介する飲食店で提供されている乳茸は、出荷制限がかかっていない市町村で採れたものです。

「会津屋食堂」テレビにも取り上げられる人気店【奥日光エリア】

奥日光エリアで「ちたけそば・うどん」を食べるなら、テレビや雑誌でも多数紹介されている大正四年創業の老舗「会津屋食堂」がおすすめ。ちたけそば・うどん共に、乳茸の香り豊かなツユを楽しめます。もう一品頼むならフワッとやわらかい「ゆばの煮物」がおすすめ。店内は懐かしい昭和レトロな雰囲気で、テーブル席と座敷席があります。

「茶寮 日りん」ゆばを練りこんだ平麺とちたけ汁のコラボ【日光エリア】

世界遺産のある日光東照宮周辺で「ちたけうどん」を食べるなら、西参道茶屋「茶寮日りん」がおすすめ。茶寮日りんの「ちたけのおうどん」は、日光名産の生ゆばを麵に練りこんだ平打ち麺。ツルンと滑らかな食感とゆばの風味を楽しめる麺が濃厚なちたけ汁によく絡んで、香りとコクをしっかりと味わえます。もう一品のおすすめはスパイシーな日光のクラフトコーラ「ニッコーラ」。ちたけうどんを味わった後は、お洒落な空間でゆったりとティータイムも満喫できます。

「手打ちそば 更科」濃厚な汁が二八そばによく絡む【鬼怒川・川治エリア】

鬼怒川温泉周辺で「ちたけそば・うどん」を食べるなら「手打ちそば 更科」がおすすめ。若き三代目が手打ちしたそば・うどんを、お母さんである女将さんが注文を受けてから切り打ちたてで提供しています。北海道産のそば粉を使った二八そばはもちろん、コシのあるツヤツヤのうどんも人気。ちたけそば・うどん共にちたけが香る濃厚な汁を楽しめます。もう一品頼むならサクサクでボリュームたっぷりの天ぷら盛り合わせがおすすめ。

「龍王峡 滝見茶屋」香り豊かな汁がコシのあるそばとよく絡む【鬼怒川・川治エリア】

龍王峡で「ちたけそば」を食べるなら「龍王峡 滝見茶屋」がおすすめ。このお店は現店主のおばあちゃんがラムネ売りから始めた茶屋で、二代目店主が手打ちそばを始め、現在は若き三代目がその技と味を受け継いでいます。国産天然乳茸(シーズンオフは冷凍した国産天然乳茸)で取るツユは、香り豊かなさやしい味わい。とろけるように柔らかい茄子がたっぷりと入っているのも嬉しいです!もう一品のおすすめは、爽やかな香りの「ゆず味噌だんご」。

「小休止(こやすど)のうか」庭園を眺めながら楽しむそばランチ【今市エリア】

庭園を望む和の美空間で「ちたけそば」を楽しむなら、日光市小林「小休止のうか」がおすすめ。冷たいそばを温かい汁につけて食べる「ちたけせいろ」は、見ても食べても美&美味。殻入りの粗挽きそば粉で打ったコシのある二八そばは喉越しも爽やかで、国内産天然乳茸の香り豊かなちたけ汁も絶品です。もう一品のおすすめは、エゴマ甘味噌で楽しむ「特製名物団子」。そばの実まるごと使った「蕎麦ぽん」はお土産にも最適!

「小代行川庵(こしろなめかわあん)」歴史ある旧家で楽しむ手打ちそば【今市エリア】

歴史的旧家で「ちたけそば」を食べるなら、日光市小代の「小代行川庵」がおすすめ。江戸時代から続いた名家・旧加藤邸を改装した店内では、庭園と池の景色を眺めながら、挽きたて・打ち立て・茹でたてのそばを楽しめます。地元で栽培された玄そばを使う七三の手打ちそばは、香りよく仄かな甘みもあり、コクのあるちたけ汁との相性も抜群!通常のつけ汁も出してくれるので食べ比べもできます。そばの後には「あんみつ」もおすすめ。

「お食事・山野草・高山植物販売 不動滝」乳茸の香りと旨味を最大限に引き出す汁が魅力【鬼怒川・川治エリア】

乳茸の魅力を存分に味わうなら、日光市横川「お食事・山野草・高山植物販売 不動滝」がおすすめ。山と茸を愛する若旦那が作る「乳茸そば」は、醤油控えめの味付けで、乳茸の濃厚なコクと香りが際立ちます。使う乳茸は茸狩りの名人達が採る高品質な国産天然乳茸。香り豊かな手打ちの乳茸そばも美味しいけれど、もちもちツルンとした「乳茸すいとん」も堪らない美味しさ。もう一品頼むなら通年メニューの舞茸のステーキがおすすめです。

【閉店】「魚要」創業大正7年!行列のできる老舗店【日光エリア】

日光産の玄そばを石臼で自家製粉・手打ちする「魚要」。TVにも多数出演し、全国にファンを持つ名店です。「魚要」のちたけそば、ゆばそば、木の芽そば、日光まいたけそば、他、何を食べても美味しいお店ですが、2023年11月13日に、閉店となりました。本当に残念ですが年齢を考えての引退とのこと、長年のお働きに感謝し、新しいスタートに幸多かれと願います。魚要さん、いままで本当にありがとう、そしてご苦労様でした。

日光「ちたけそば・うどん」MAP

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ちたけそば・うどんを作ってみたいあなたに

自分でちたけそばやうどんを作ってみたい方は、天然乳茸はもちろん、冷凍乳茸や乾燥乳茸でも作れます。天然乳茸・冷凍・乾燥乳茸はオンラインショップ、または本記事でご紹介した「お食事・山野草販売  不動滝」でも購入できます。

※今回紹介した天然乳茸を使っている店でも、夏のシーズン以外は、冷凍した乳茸を使って作っています。
※ちたけそば・うどんの作り方は、以下の農林水産省HPのリンクをご覧ください。

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この記事を書いた地元ライター
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フルリーナYoc

こんにちは!日光の自然・文化・美味しいものが大好きなフルリーナです。
音楽講師・作詩家・ライター等、四足の草鞋を履いています。
感動と美味しいものを求め、91歳の車椅子の母と共に、日光各地に出没中。

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